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Wednesday, September 11, 2013

DJインタビューベルリンテクノラウンドテーブル 2 Henning Baer, Ryan Elliott, Lucy By Adam Wray





image courtesy of Ndilyo Nimindé

HB:僕にはその危険っていう意味がよくわかるね。まるで、川に水がいっぱいになって急流を作り出している感じかな。みんな一緒に流れていく。君らはそれをつかんだと思ったけど、実際は無くなってしまっているみたいな。

L: 本当に流れが速いよね。まるで他のインダストリーみたい。ここだけ流れが速くなっている感じだ。

HB:すべての人が同じように1年きて帰るわけでないよね。たまに僕は20歳代中盤で、いろんな職場で働いている人を見るね。あれ、先週末クラブで見たことあるみたいな。まあ彼らはこのインダストリーにこだわってないのかもね。彼らはここにきて、夏を楽しんで、そして帰る。僕はそれはそれでいいと思うね。

Q:僕たちは ここまで、テクノインダストリーの早い変化と、ここに来てまた立ち去る人々のを話をしたけども、じゃあ、君たちがいる間になんかすごく大きな変化はあった?

RE:僕はここに4年しかいない。ここには多くののアンダーグランド、ウェアハウス(倉庫をパーティに使う)があるね。クラブシーンはますますプロフェッショナルになったね。いわゆる柱のようなものができたね。ベルリン市がここに深く関わっていると思う。これはゆっくりだけど、政府が(何も僕は政府がアンチクラブとは言ってない)クラブのルールを変えてみたり、何時まで営業できるとか決めても僕は驚かないな。大きな街、例えば、ニューヨークやロンドンではこのような変化はすでにあったから。ベルリンは本当に住むのはニューヨークやロンドンに比べてまだましだし、でも最近上がったのに気がついたね。古いバーやビルとかうちの周りはずいぶんつぶれたし、新しいビルもどんどん建つし。まあでもこういうことは避けられない事実だね。

HB: 本当に変わったよ。

RE:この4年だけでもそれは感じるね。2000年にここに住んでいた人に聞くと、ものすごく変わったことがわかるね。でもこれは先ほども言ったとうり、すべての大きな都市には必ずある現象だ。アーティストは動くし、彼らはクールな場所をつくり、人々はビルをかい、デベロップが進み、アーティストはそこを出ていく。

L:これは別に新しい話ではないね。同じメカニズムでニューヨークやロンドンのように同じようなことが繰り返される。アンダーグランドのコミュニティーがあって、素晴らしいところを作り出す、そのあと多くの人が続き、インタストリーがそれを食いつぶす。

HB:もちろん、これからも変わるよね。ベルリンのすべてのクラブが、プロフェッショナルにも変わっていく。ベルリンはいろんな素晴らしいクラブがあって、ランドスケープは多方面にわたり、いろんなアーティストがいて、本当にベルリンで良い時間を過ごせるよ。

RE:本当にね。

HB:去年は素晴らしかったね。パーティを楽しみ、レイブを楽しみ、本当に素晴らしい時間を過ごしたよ。でも時々、自分に質問するね。じゃあ次は何をする?ってね。どういう風に変えるべきとか、Berghainは閉まるとか、どうなると思う?

Q:どんな大きなクラブでも決められた時間があるね。E-WerkもTresorもだね。Berghainはもう10年になるよ。こういったことも数年にうちに変わっていくと思う?

L: E-WerkとTresorの名を挙げたけど、Berghainはインダストリーが入り込んできたときにできたから、こちらはE-WerkとTresorの様に変わることはないね。大変になることはないと思うよ。

E-WerkとTresorのときは、ストラクチャーも整備されてなかったしね。今はインダストリーが大きなお金を動かしている、そして企業が目をつける。こういうクラブと、企業との関係はうまくいく。そういうクラブは安全だよ。まあ終わりは来るからね、でもその時はもっとアート系の理由で終わると思う。

Berghainはラッキーだった、そのタイミングは素晴らしかったね。Ostgutレーベルもね。ビックマシーンがベストな状態で動いている。ビックな考えの人が働いているからね。ここはE-Werk と Tresorが陥った状態にはならないね。

HB:覚えているよ、初めてBerghain の階段を登った時、リズムが聞こえて、Marcel Dettmann’のセットだったけど、いつもの感じでプレイしていてその時、僕の眼にはテクノが違うように映ったね。素晴らしい光景が見えた。それは本当にナチュラルで、オーガニックな動力をもっていてこれがBerghain が今の位置にいる理由だね。

このダイナミックな動力が終わる時が来る。たぶん来年とか、“終わりだ。終わりだ”なんてね。僕はとてもエモーショナルな人がこのシーンの後ろにいると思う。お金だけでないね。本当に正直な人々。僕はこのインダストリーでも本当に正直者の集まりだと思うね。彼らはクラブのプロモートには興味がない。このクラブを経営することに信念がある。

L: そして彼らは自分たちのDJの成長に力を注ぐ、ここはほとんどのクラブは理解してないところだ。Berghainの本当の価値はレジデンツDJにあるからね。

HB:シシリアの人が、“オッケー、大好きなクラブはBerghain。行ったことはないけど。”と言うわけだね。本当に影響してる。レーベルも素晴らしい。アーティストも素晴らしい。だから行ったことがなくてもBerghainが彼らの大好きなクラブになるんだ。君が行く前からずっとそこにあるんだ。

L:そうだな、アイディアだね。場所ではなくて。

RE:そして決して、失望させないしね。一回行くと、“なんか違ったな”なんて言う人はいないしね。

Q:じゃあほかのクラブはどうなの?

RE:本当に素晴らしいクラブがベルリンにはたくさんあるね。本当に変わっている、ユニークなものが沢山だね。ミュージックの話でないよ。場所のはなしだよ。

Weekendはヴェニューが美しいね。Watergateも昔からよいし、そして://about blankは身をひそめる感じだよね。ラフだね。僕はHorstが好きだったな、本当にクールだったね。今は閉まっているけど。

HB:僕は音楽と場所は本当に密着していると思うよ。目を閉じて音楽を聴くと、音楽のよさと素晴らしさを感じると眼にはその部屋のシェープと密着しているように思う。2つのファクターが大事だね。Berghainをはじめとしたクラブの素晴らしさはここにある。Weekendのテラスなんかも本当にある決まった音楽によくなじみ、素晴らしい風景を生み出すね。

RE: Club der Visionaereも、かなり面白いね。

L:今もこの先も必ず僕のパーティではべニューは重要項目だね。僕はリプレイを決まった場所でやるし、レコーディングをやり直したりね。現実的な部屋の音とかスペースサウンドとか、エコーがないところなど、エレクトリックとアンビアンスには場所はかなり大事だとおもうね。

HB: だから僕はconvolution reverbがすきなんだ。

L: クラウト・ロックのころには、君たちは英語を使うべきではないここは違う国だから。僕たちはナショナリスティックにはなりたくない、ドイツ語を使ってくれとね、言われたね。そう何をじゃあ何を使う?スペース!
それはFaustが言ったんだよね。本当に密着してる。スペースというセンス、われわれのミュージックをどうしていくのか。

Q:Henning、ところでStattbad と君のGrounded Theoryパーティシリーズについて説明してくれない。

HB:去年僕たちのパーティはStattbadに移動したんだ。Berlin Boiler Roomが行われている所さ。古いパブリックスパ(浴場)。地下でパーティは行われているけど、僕たちの音楽やアーティストの音にあっていいね。Berghainとは違うし、天井も低いしけどね。

L:迷路のような感じだよね。小さな通路がいっぱいあってさ。

HB:でもここはとっても、親密で、パーソナルな感じだよね。人々も、本当にDJに繋がっている。手作りな感じがあるね。場所はWedding。人々は“えっWedding”?でもRingbahn をOstkreuzaからのってもたったの15分だしね。コストも良いしね。Friedrichshain や Kreuzbergよりも安いしね。

L:本当にすごく違うよね。WeddingはNeuköllnにつづき新しい候補になるね。本当に安上がりで、たくさんの人と、アーティストは引っ越していっているしね。

HB: Ringbahnは素晴らしいところだしここでスティしてね。本当にラッキーだね。クラブの経営者も素晴らしいね。本当にクールで彼らは何でも出来るね。アートインストレーションからエキサビションまでね。本当に素晴らしいパーティがいっぱいあった。

Q:その場所はパーティに良い影響を与えている? 人々はWeddingまで1夜のために来るの?

HB:そう思うね。例えば、Friedrichshainに住んでるとするね。夜の早めにClub der Visionaere でスタートし,そうだな、良いパーティの日のArena Clubに行くとする、://about blank forでもいいね。ここで時間を過ごし、Berghainに行く。

Stattbadに行くと思う時には、ここに行こうと思う。まあその間少しクラブホッピングはできなくなるけど、10-20分のことだしね。そんなに変わらないよ。

L:これは僕たちが話していた場所とスペースだよね。この何年間でずいぶん変わった。Berghain は例外だろうけど、人々はもっとDJやアーティストを見にパーティに来るようになったね。クラブに行くのではなくてね。これはこの4年間で大きいく変わったことかな。

RE:もちろん。クラブよりもべニューが大事だ。

L:そのとうり、ヴェニュー、パーティ、DJのグループ、コレクティブ。僕たちがしていることとは少し違うけどけど、The Homopatik guysが今していることは社会現象になっている。彼らはとてもクレージークレージーで、クレージーで、アンダーグランドで、ロウプロファイル、大成功だね。これはOstGut when it openedの話を聞いたけど、とても似ていると思ったね。ベルリンのような街にはこういった熱狂的なことが起こるね。別に僕はシーンが死んでいくのが怖いわけではないけど、あまりにもいろんなんことがすごいスピードとパワーで動いているからね。でも僕はまだベルリンに自信を持っているけどね。

Ryan、君のインタビューで、君はギぐの前に長いウォーキングに行ったり、電車などで移動したりして、街のハードビートを感じてるって聞いたけど、君たちのいうベルリンのハートビート、ソウルとか、エッセンスをまとめてみて。

L:127BPM

HB:ベルリンのハートビートはミックスチャ―だね。いろんな人たちが集まってメルティングポットみたいだね。

RE:ベルリンは僕にとって初めて住んだビックシティだ。僕たちは僕たちをクリエイティブと呼ぶ。政治家とかビジネスマンとかもクリエイティブでないとは言わないね。でも彼らはクリエイティブなアーティストが大好きで尊敬している。ニューヨークも一緒だね。でもロンドンは違うと思う。ここはこれもとても強い。すべてのベルリンナーはアーティスティックの可能性、クリエティビティがこの街の大きな財産であることもよく理解してる。感謝の気持ち、理解しサポート、アートへの関心、クリエイティブな生活、ここでは他では見ないほどいつも感じられる。




Tuesday, September 10, 2013

DJ インタビュー レッドブルアカデミーより 1 ベルリン テクノ丸机 Henning Baer Ryan Elliott Lucy


Source: レッドブルアカデミーよりhttp://www.redbullmusicacademy.com By Adam Wray 

RBMA Radio9月の pop-up station in Berlinに合わせて、今月はドイツの音楽の歴史を少しディープなところまで掘り下げて話をしましょう。

ラウンドテーブルディスカッションとして、テクノと3 人のベルリンの住人: Henning Baer, Ryan Elliott Lucyに話を聞いてみます。

もう今ではベルリンは、グローバルテクノシーンの熱狂の中心であることは誰もが知っていることですね。

ベルリンは多様なグループのローカルアーティストと、永遠に続くベルリンカルチャーに熱狂した訪問客の家となり、多くのの尊敬されるクラブが今、所々にあります。

Henning Baer, Ryan Elliott と Lucy はベルリンのテクノのコミュニティーに本当にうまくとけ込んでます。しかし、彼らはベルリンで育ってません。でもこれはベルリンでは全く不思議なことではありません。

Baer はGrounded Theoryの共同設立者です。こちらはマルチフェイスなプロジェクトでパーティシリーズと、ブッキングエージェンシーからなってます。彼はまたK209をMilton Bradleyと共同のレーベルからリリースしました。




Source: レッドブルアカデミーよりhttp://www.redbullmusicacademy.com


左よりLUCY, Ryan Elliott,  Henning Baerです。

デトロイド出身のElliottはBerghainの常連のDJで、リミックスを多作しOstgut Tonから彼の作品をリリースしてます。またSpectral SoundのA&R チームに所属し、共同経営者でもあります。

Djとして大活躍するだけでなく、Lucy はStroboscopic Artefactsの設立者です。このレーベルはダークで、奥深く力強いテクノです。またエクスペリメンタルでもあり、エレクトロニカな感じでもあります。

Q: 本当にベルリンはいつも世界中からDJたちをマグネットの様に引き寄せます。君たちはどうしてこちらにすむことになったのですか?

Ryan Elliott: 僕が初めてベルリンで演奏したのは2004年です。その時に感じたのはベルリンの雰囲気はとてもデトロイドに似ていることかな。ちょっとどこだったか覚えてないけど、the unkempt boulevardsでデトロイドに戻った感じがした。その気持ちを今でも維持してる。何回かベルリンに来て演奏するうちに、そろそろキャリアについて、決断する時が来たと思ってね。
デトロイドにいるのか、本当にDJになるのか?ロジカルに考えてベルリンに来るのが一番だと思った。どこかヨーロッパにいたいと思ったね。だけどロンドンは高すぎるし、やっぱりベルリンかなって。

  – Lucy
“僕にとって大事だったのは居候なることではなくて貢献者になることだった”


Lucy: 僕は2008年にベルリンに来たよ。実は音楽のために来たんではないんだ。まだ大学のキャリアの途中で、言語学 や認知科学などを勉強するために来た。
初めて来た時は音楽だけでなく、全体的にメトロポリタンなところにとても惹かれたね。

自分のレーベルをオープンする前は、僕はテクノフォーカスではなかった。僕はその辺を点々とし、ベルリンへはパリから来たけど、ここは本当に素晴らしいところだと思った。すべてにおいて少し大変だったけどもね。
パリではとても深くアーティストのコミュニティーに関わっていろいろなアイディアを構築していった。いろんな人々が意見してコミュニティに加わってた。初めはレコードレーベルは頭になかった。でもいつしか、レーベルを立ち上げなくてはと思った。
どこかの都市でとてもアーチストに優しく手助けをするような所。
ベルリンにひっこしして、数カ月して気がついた。ここでレーベルを立ち上げるといいねと。本当に。それでStroboscopicを作ったんだ。1年くらいかかったね。スタッフとか、どうしたらうまくいくとか、どうアレンジするとかまあ、少しづつ始まったね。

Q:ベルリンのほうがテクノのコミュニティが大きかったということかな?それともこちらが簡単にレーベルの立ち上げ出来そうだったということ?

L: そうだね。ベルリンはとても面白いメトロポリタンだ。前はロンドンで、あとはニューヨーク、そしてパリが戻ってきたね。これはスピリットだね。

1都市で大きなコミュニティーがあって、人々が影響しあい、話をする。また、唯我主義者な感じがする。君は本当に人々の中で生活してると思うけど、実際はひとりである。こういうダイナミックなところが、こういう都市をさらに面白くしてると思う。君はいつもシーンの近くにいて、いつでもどこでも参加できる、これはちょっと寄るのとは違うよね。僕にとって大事だったのは居候なることではなくて貢献者になることだったね。これは全体に言えること、音楽だけではないけどね。

Henning Baer:僕は2004年に引っ越してきた。僕はフランクフルトの近く西ドイツから来た。僕はルーシーが行った同じ理由でベルリンに引き付けられたね。まずここに来て、自分で出来ると確信したね。君がレーダーにもなれるし、やりたいことが出来る。僕は友達もいたし、すぐにシーンに溶け込めることができた。すごく心地よく感じたね、誰も知らないベルリンに来てね。

L: 誰にも知られないということは、偽りをなくしていられる。君はいつも守られたマスクをしている、だから何でも言えるのだ。

Q:Lucyがさっき言ったことで、コミュニティーの一員でいること、貢献すること。じゃあ、君たちがベルリンのシーンで今貢献していることをちょっと教えて。

RE: DJセットとプロダクションかな。これがうまく貢献しているといいのだけど。僕は貪欲なレコード購入者だ、そう演奏し続けるね。

HB: これは一部サポーターとして貢献してるって言えるよね。レコードを買うこと、DJすること。僕ははここで、クラブ周りをしていること―まだまだ楽しんでるね。でも、あるポイントで、僕はいっぱいもらったから、ここで何かを返す時かなっと思ったね。こういう気持は大事で、サブカルチャーがうまくいく特徴かな。ギブアンドテイク。

一度ベルリンの壁がくずれたら、本当に多くのの成功するチャンスがあったね。僕の心はまだここにあるーRyan Elliott  


L: 責任感みたいなものかな。ここでみんなが体験するスペシャルな時間、たくさんの人がシーンに貢献したいと思う。
僕のようにそれがレーベルだったり、新しいアプローチだったり、君がやりたいことにいろんな人が助言したり。新しいことをしたい、でも大丈夫、アートとは大きなリサイクル瓶みたいなものだからね。君ができること、新しいこと、新しいやり方で、それとも、自分自身で何かを始めるみたいなね。もしそれがうまくいくと、ほかの人がこれも出来るんでないの?って助言したり。

僕たちが始めた時は、幸運と悪運両方あったね、でも何も無くすものもかった。有名でもなかったし、だれも押さないし、決めつけられないし。
初めはステップバイステップ、数人の友達で初めて、レーベルは大きくなった。とてもうまくいったんだ。もう2013年だけど、ベルリンみたいなところだったら今でも可能だと思うね。他でも出来ると思うけどね。

HB: 僕の質問はこうだったね。なぜベルリンだけ、テクノファンにとってこんなに面白いのか?本当に日曜から月曜までパーティ出来るしね。

RE: 僕もそう思うね。

HB:僕はやっぱり、なぜこんなに人がいるんだってね。みんながシーンに貢献したいから?それとも、何時間もずーっと休みなくパーティできるから?もちろんクラブシーンにとってはこれは大事なことだけど、もちろんレイブだけでなく、貢献するものあるね。バランスだね。みんながDJできたり、レーベルをスタートするわけではないからね。

L: ベルリンでいろんなことがこのテクノシーンに価値を与えていると思う。みんながそのような刺激をシーンに与える。百万の人が訪れる、これは彼らの貢献だね。
時々、ここにいるだけでも貢献していることになるね。

RE: ベルリンの壁がなくなってから20年になるけど、クラブやルールなど、もう既にセットされていた感じだ。ダイナミックはベルリンの形を一層良くしたね。未だにここに素晴らしいシーンがあるね。壁がなくなって西のアーティストたちが空になったビルや大きなチャンスを見つけに東に来た。マインドセットはまだここにきちんとあるね。

L: 同意だ。

HB: ライアンが行ったのはここにはいろんなチャンスと空き地があった。人々はチャンスを見つけ、自分のやりたい事をした。Felix Denk と Sven von Thülen の本が英語になっているかどうか知らないけど、Der Klang der Familieという本がある。僕らにはこれはベルリンのシーンのマニュフェストになっている。誰でも、ここに来る人、パーティだけに来たとしてもこれを読むべきだね。これは本当によく描かれた本でベルリンのクラブシーン、どうしてすべてが発達したのか書かれてて、今のベルリンの成り立ちがよくわかるよ。

Q:君たちはDJでプロデュサー―、レーベルオーナー、パーティプロモーターでA&Rsだけど、ベルリンに住むことになって、どう仕事の面で変わったのか教えてください。

RE: 僕は、デトロイド以外では住んだことがなかった。でもインターネットにしても、メイルにしても、もっとこちらでじゃいろんなことが起きるね。コーナーにあるカフェで偶然人に会ったり、ここにいるだけだけといろいろ事がスムースになった。

L: エネルギーが違うね。

RE: 僕たちはみんなアーティストだからね。今日はレコードを作りたくなり、明日は違う。でもベルリンは毎日インスピレーションをくれるね。道を歩くだけだったり、良いセットを予測しない人から素晴らしいものを聞いたり、とてもよいレコードに巡り合ったり。そういったことがすごいね。
時たま、そういった事はデトロイドでもある、でもいつもではない。ベルリンは特別だね。

L: それはとても興味深いね。全く僕とは逆だね。僕の場合、大きなインスピレーションは逆境に訪れるね。本当に嫌いな音楽を聞いたりね。でも解るね。どこでも刺激を得られる所は本当に効果あるね。

ベルリンは他の都市と違ってクリエイティブライフを営める事業が発達している- Henning Baer

 HB: 気がつかないうちにインスピレーションを与えられる。まあ僕は気がついてインスピレーションされることはないから。。いいものを見つけて、じゃあ今これとこれをなんてね。
でも気がつかないうちに得た影響とか、印象とか、家に帰ってラボやデッキで試したりするね。ベルリンは確かにうまく流れるように出来るチャンスはあるね。その辺をうまく流れる。まあ、当然ながら最後にはきちんと払わないといけないけどね。
でもここで払うのは簡単だよね。

RE: そうだね。

HB:もちろん生活費は上がっている。でもここで、演奏する時にプレッシャーはないね。この社会はそんなプレッシャーがない。でも反対にロンドン、東京、ニューヨークは本当に自分の心に近いことをするのは、支払い面で難しいね。ここでは、たとえばレコード店、カフェ、バーで働き、クレイエイティブライフを営めるしね。これがベルリンが多くの人に引き付けられる理由かな。

Q:じゃあ、この街ははあなた制作活動をプッシュする感じかな?

HB: 僕にとってそうだね。僕たちはとても優れた場所にいるね。週末はここで時間を過ごし、最低でも、4-5つの僕たちの尊敬するアーティストのパーティに行けるし。クリエイティブな熱気が濃く、もっといいものを作るように、いいものをいいものと、背中を押されるね。まあ、いいものの形や、目標は僕にとってないけどね。

RE:僕は押されるというのはネガティブだと思うよ。いわゆる押されるとは、いわゆるモーチベーションだね。

L: 僕の場合、周りにいろんなものがありすぎたら、なんかうまく作り出せないな。僕はきっと、ステップバックが必要だって思うはずだ。そういう時は、みな急ぎすぎているように思う。オッケー、僕には僕のリズムと、時間があるからって、僕はそれをルスペクトしたいね。そうじゃないと、機会みたいにストップのボタンがあって、それを押して、また10時間スタジオにこもって、バーにも一回も行かないとか。
僕たちにはいつもブックイングエージェントがいて、プロモーションをする人がいて、その人が“早くもっと別のものを作って”なんていったりすると、僕はうーん、“僕には時間が必要なんだ!また別の機会にねって”ね。
自然に、フィルターを掛けていく感じがいいね。本当にたくさんのものを急いで、押されて、モーチベーションを得て、なんてしてると僕の求めているものなんて、簡単に失われる。だからたまには後ろに下がる必要が僕には必要だね。

HB: じゃあほかの街ではどうなの??

“すべてのベルリナーはアート的な可能性とクリエティビティはベルリンにとって大事なものだってわかってるよ“- Ryan Elliott

L: 僕もそう思うね。レーベルを経営する、新しい人たちを迎え入れる、まだ知られてない人々、小さな町から来た人などにとって、ここのすべてが経験だね。例えばみんなに聞くね、どこがお気に入りのクラブ?って。かれらは “Berghain”どよと答えるよね 行ったことがあるの?と聞くと、いいえ、まだなんてね。。。。ちょっと面白いよね。嫌味じゃなくてね。魅惑されるね。本当にすごいね。15歳の時にとてもトリッキーなアルバムを聴いていて“Fuck、これが次のステップだなんて僕も言ってたから。

Selected Ambient Worksが僕をエレクトリック音楽に導く手伝いをした。初めて聞いたときの気持をまだ覚えている。あたらしくベルリンに来た人たちが、Berghainが一番好きなクラブだと答えるのに似てるね。その熱狂した気持ちを大事にしたいね。その核心は誰にも触れることができない。もし僕がそれをなくしたら、僕は目的を失うなしね。僕ら全員にいえるけど、あるポイントで僕たちは音楽のビジネスに入ることに決めたんだ。まあこれがナチュラルに来たとしてもね、僕たちはこれを選んだ。
僕たちのライフスタイルは普通のライフスタイルとは平行線をたどっている。少しの所でだけ普通の人々と点でつながっている感じ。

HB:テクノとエレクトリックミュージックはとても強いインダストリーだね。メカニズムとストラクチャーはほかのインダストリーともとてもよく似ていると思うよ。でもほかの社会でもだね。違うサイドでね。だから多くの人が、このライフスタイルで生きていけるんだ。ベルリンはすごく興味深い状況をレーベルに、配給者やレコード店にもたらしている。

RE: 本当にそう思うね。

HB: クラブもね。

L: 僕も同意だね。一個だけ、注意しないといけないのはこれはベルリンの中の話だけだね。このスペシャルな街を少し出ると、この仕事で生きていくのは結構難しいかもね。

HB: そうだよ、それだよ、僕がいいたかったのは。これがベルリンのユニークさだ。これからもずっと音楽(テクノ/エレクトリック)で生活していくのかとか、これを決意することができるところが、ベルリンが多くの人を魅了する大きな要素だと思うね。

 多くの人が来て1年過ごし去っていく- Lucy

L: このシステムに1つだけ、デリケートな部分があるよね。3人で今話しているけど、今僕たちはとてもラッキーなポジションにいるよね。今とても安定していて、たぶんこれからもね。僕たちは決まったアプローチをしてるし、長い経験もあるしね。でもほかの人と一緒に働いていると、勿論君たちも君たちのストラクチャーで働いている、まあ下の人たち。。。。彼らは3か月、6か月、そしていなくなる。ここの街が影響していると思うね。多くが来て、ここに1年住んで、いなくなる。これが必然的なプロセスのように。僕たちが責任をもって、そして注意していかないといけない。アドバンテージをとりすぎないようにね。

HB: なぜ彼らはここに来たのかな。

L: まあエキゾティックな経験のためかな。1年だったらいいね、でも彼らは元の生活に戻るよね。僕のいいたいことわかるかな。それはみんなに当てはまることではない。6カ月はよくあること、9か月も。。。でもその後、たぶん疲れたり、飽きたりして、皆元の生活に戻らなければいけない。
まあそれは長期的な決断でなかったってことだね。

L:そのとうり、エキゾティックとは、経験したいこと、わかるよね。もしそれが君のものでないのなら、まあジャンプして経験してみる、リスクもすべて含んだ意味でね。
それは素晴らしことだし、リフレッシュなエネルギーだ。でも危険もあるね。

2に続く